まずこの記事で1番お伝えしたいのが、市販のエアコン掃除用スプレーの危険性です!
スプレーの性能が悪いという事ではなく、使い方のお話です。
エアコンの清掃現場に到着し、お客さんから普段エアコンの掃除用スプレーを使っていると伺うことも多々あります。
しかし、そのスプレーの使い方が間違っている事が多く、むしろエアコンを汚している場合も多く見受けられます。
まず、我々清掃業者はエアコンを徹底的に分解して洗浄していきます。
その分解作業ができないと、パーツの上から洗剤をかけるだけになり、ますます汚れが酷くなる場合や、埃や髪の毛などのゴミを除去せず、その上からスプレーをする事でむしろ汚れがこびりつき大変な結果を迎えるというケースもよく目にします。
しかもエアコン洗浄用スプレーは2000円〜4000円と高価な物も多く、正しい使い方をするにしても、結局業者と同じくらい分解して使わないといけなかったり、正しい知識がないまま電飾部分にまで振りかけて故障の原因を作ったりのリスクまであるなど、正直あまりオススメできないケースがあるのは確かです。
プロが教えるエアコン洗浄用洗剤

写真、右の物がエアコン用アルカリ洗剤の原液です。
これはSHIBUYACLEANというメーカーのアルカリ電解水です。
一応他のメーカーのものも使ってみようと思っているのでその際にまた良いメーカーを見つけたらご紹介します!
写真左と真ん中のスプレーボトルの中身はそのアルカリ電解水を希釈したものです。
強が濃いめの希釈で、無印が通常使うものとして分けています。
濃いめの希釈は汚れが酷い場合に使います。
あまりにカビが強い場合などは塩素系の洗剤も使いますが、こちらは臭いが出ますのであまり使わないようにしましょう。
このような洗剤を使ったとしても、しっかりエアコン本体を分解をして、高価的な部分に使う事で効果を発揮するので、なんでも上からかければ良いというものではありません!

アルミ防錆剤入り低発泡強力洗浄エアコン洗剤
Air<reseter(エアリセッター)
こちらはエアコン内部のアルミフィンの部分に使っています。
アルミが錆びにくい洗剤なので、パーツが長持ちしたりのメリットもあります。
それと、上記のアルカリ電解水より強力な洗剤のため、複雑な形状のアルミフィンでも満足に綺麗にする事ができます。
霧吹きボトルもこのような形のもので、エアコン内部の裏まで吹きかけることができ、便利です。

こちらは純閃堂の防カビ侍という商品です。
これはエアコン内部、パーツの洗浄が一通り終わってから使用する防カビ剤です。
純閃堂の防カビ侍は業界の中でも防カビ期間が最長クラスと言われる程、長い期間防カビしてくれるのがとても良いですね!

SUNUPの滑り、ツヤ出し、潤滑、離型、防錆に向いたシリコーンスプレーです。
こちらは最後にエアコンカバーなどの仕上げとして、ツヤ出しを行い、中身だけでなく見た目まで美しくしたのちにお客様に納品するため使用しています!
このように、プロの清掃現場ではスプレー一本で完結するような作業はなく、大体1万円前後で2年くらいは掃除の手をいれる必要はないくらい綺麗に掃除をして帰ります。
結局、市販のスプレーもパーツの分解などをしないと思うように効果を発揮してくれないどころか、より汚してしまう可能性すらあるのでお気をつけ下さい。
私が使用しているのはこういった道具です。
コメント